カーネーション あらすじ 『自信』 第105回(2月7日放送)

糸子は優子から届いたの手紙を開いた。

『お母ちゃん、元気ですか?直子とは無事に東京駅会えました…』
― 優子は直子を東京駅から住んでいるアパートに連れて帰ってきた。
「あんたの荷物、そこに積んどいたから」優子が説明する。
「疲れた」直子は家に着くとすぐに布団を敷いて寝てしまう。
「ところで、なんであんたセーラー服なの?」
直子は優子の問いに答えずにそのまま寝てしまうのだった。

『直子は、とにかく東京で自分が馬鹿にされやしないかって凄く気にしているみたい…』
「せっかくなんだからアンタも来ればいいじゃないの?
何着ていいのか分からなかったら私の貸してあげるわよ?」
「…いらん。姉ちゃんの服なんか格好悪くて着られへんわ!」直子は不機嫌そうに応えた。
「は?…もう知らない!勝手にしなさい!」頭にきた優子は部屋を出て行った。

『外に出ないなら家に友達を連れてきたらと思ってたら、またセーラー服着て…』
優子の家に遊びに来た友人達がセーラー服を着て部屋の隅で座っている直子に話しかけるが直子は一言も喋らずに首を横に振ったりするだけだった。
「なんでしゃべんないのよ?」友人が帰った後に優子が直子に尋ねた。
「岸和田弁が恥ずかしいんでしょ?わかるわよ私にも経験あるから。
…ま、慣れるしかないわね」
それまで絵を描いていた直子は鉛筆を置くと大の字で寝てしまう。
『…本当、変な子です』

― ある日、糸子を含めた女性経営者達4人が組合の事務所で談笑していた。
「見た!?例のトラペーズライン!」女性経営者の一人が言った。
「ひどいなあ!21の若造が考えそうな事や!」
「けどうちの娘と一つしか違わへん!…うちが看板あげたんも21や!」
糸子が思い出したように言った。
「そやかて、ウチらの頃の21と今の子はちゃうで?」
女性達が話に盛り上がっていると組合長の三浦が事務所に入ってきた。
「…アンタら相変わらずかしましいなあ…表まで声、筒抜けや!」
「ハハハ!すんません組合長(笑)」一同は笑いながら三浦に謝った。
女性経営者達は仕事があるからと解散するが三浦は糸子に少し残るように求めた。

「ああ!上物ですわ。うん!…これ舶来物でしょ?」
糸子はスーツ姿の男性が出した生地に感心していた。
「はい、フランスです」スーツの男性が応えた。
「はあ~高そうやなあ…」
「ダブル幅の50メートル巻1反1万2千円です」
「1万2千円!?そない安いんですか!?」糸子は驚いた。
「…ただし条件があるんです。10反を即金で買ってもらえたらというのが…」
「無理け?」横に座っていた三浦が糸子に尋ねた。
「いや~買えん事はないですけど…50メール巻…どうやろうなあ」糸子は難しい顔をした。
「アンタとこ一軒でさばけへんやったら他所の店と分けてさばいてかまへん!
ただワシとしては、こんな上物、この値段や!これごっつい目玉になると思うんや」
とりあえず一番に知らせちゃろと思てな…それだけや」三浦が照れくさそうに言った。
「そら、おおきに」糸子は三浦に礼を言った。

― 糸子の三女・聡子が帰宅途中に出会った木之元栄作に挨拶をした。。
「おっちゃん、ただいま!」
「聡ちゃん!新聞見たで!凄いやんか!『テニスの強豪和泉女子高に大型新人が入部』ちゅうて…中学の大会でなんべんも優勝してんやて?糸ちゃんも何も言わへんし…」
木之元は興奮しながら喋った。
「お母ちゃんはうちのテニスなんか全然興味ないさかい(笑)」

聡子が家に帰宅すると千代も木之元同様に興奮しながら聡子を出迎えた。
「載ってたで~今日の新聞!ええ事書いてもうてた(笑)おばあちゃん、鼻が高いわ」
千代に褒められていた聡子は台所の隅に積んであるイチゴの箱を発見する。
「イチゴや!」
「北村さんがまた送って来てくれてん」
聡子はイチゴを持って居間に行くと糸子は頬杖をついて考え事をしていた。
「お母ちゃん、今日の新聞みた?うち載ってんで?」
「ああ、載ってたなあ…昌ちゃんらが偉いじゃったてわ~…なんか方法ないか」
糸子は聡子の事より生地10反のことで頭が一杯だった。
しかし、聡子が後ろで何かを食べる音がしたので振り返った。
「…あれ?イチゴがなんかあんの?」
「また北村のおっちゃんが送ってくれてんて」
「北村か…北村…北村…北村」糸子はそのまま仰向けに寝転がった。
「…よっしゃ!それや!」

― 喫茶店に入った北村はテレビでプロ野球の巨人戦が放送されている事に気がつき、つい見入ってしまう。それを見ていた糸子が北村に声をかけた。
「コラ!はよ座って!うち忙しいんや!」
「…自分から呼び出しておいて…偉そうやのう…」
北村はブツブツ言いながら糸子のテーブルに着いた。

「こないだ言うてた話…既製品で大きい商売しかけるちゅうてたやろ?」
「…お前、その気になったんけ?」
「いや、まだ分からへんけどな…とにかく聞かせてみいちゅうてんや」
「あの既製品商売ちゅうのは全国でごっつい伸びてんねや。ワイんとこも工場二回増築してミシン10台、縫い子26人、店もみつにしたやろ…売り上げが天井知らずや。天井くらい知っといた方がええんちゃうかと思うけどな、もう知るかいうて…」
「自慢はええんじゃ!…続き」糸子は北村の手を叩いた。
「工場は大きなったやろ。百貨店、大口の問屋とも顔はつながった…あとは何を作るかちゅうことだけや。確実にさばける型、これさえあったらボロいねん!
そこでオハラ先生のご教授を願いたいな思ちゃあんねや」
そして北村は先日糸子が良くないと言った“トラペーズライン”について再度、確認した。

「…サックドレスちゅうて、これ東京ではごっつ売りに出されてるらしいど?」
「あかんて!こんなもん!…そもそも東京の流行は大体半年遅れて東京に来るもんや。
ほんで東京で売れたかて大阪で売れると限らへん!
大阪には大阪の人間ちゅうの気質ちゅうんがあるんや。
トラペーズは大阪では絶対流行れへん!」
「要するによ…この話乗るちゅうことけ?」
「…まあな」糸子は面白くなさそうな顔をした。
「よっしゃー!!」北村は大声を上げて喜ぶ。
「…組合長から上物の生地買えへんかちゅうて相談されたんや。それが10反あってやな…流石にウチだけではようさばかれへん思たけどその話やったらさばけるやろ?」
「いけるで…」北村はニヤリとした。
「『一石二鳥』や」
「ふふふふ…」北村と糸子は互いに静かに笑った。


【NHK カーネーション第105回 感想・レビュー】

直子の変わり者度が、これまた物凄いですね…
先々週まで二宮星ちゃんが演じていた頃から比べると本当に変わり者になってしまったんだな~と思わずにいられません(笑)
…ちょっと心の病気を患ってるレベルなんじゃ…
まあ、天才というのはこういう気質が備わっているものなのかも。
そんな直子と対照的なのが三女の聡子。
安田美紗子さんは聡子がはまってますね~素でいってる?
あんな明るい子だったら、そら町内でも人気者になるでしょう。
木之元のおっちゃんとのやりとりも最高でした。
木「サーブや!」
聡「スマッシュや!」
木「わぁ~お!」←“ますだおかだ”の岡田みたいでした(笑)